慌ただしい日々を送る毎日に
安心・安全への対策は手を抜きがち。
そんな今を変えたくて。
毎日頑張るあなたに寄り添う。
そんな想いを込めた…
フルテクト®
「フルテクト®」の抗ウイルス性試験
繊維製品には様々な目的に合致した繊維が開発されており、日本の技術は世界でもトップクラスです。ウイルスによる感染症対策もその1つで、私たちの身の回りには多くの繊維製品があるため抗ウイルス加工繊維が使われると環境中の繊維に付着したウイルス量を減らすことができます。
日本の経済産業省が中心になって抗ウイルス加工繊維の効果を測定するための抗ウイルス試験法が開発され、その試験法はISO18184プラーク法となり公開されました。BMSAでは抗ウイルス加工繊維についてISO18184に準拠した効果試験を行っています。
中でもシキボウ株式会社が製造・販売されている「フルテクト® 」は優れた抗ウイルス効果が得られ、いろいろな抗ウイルス分野で効果を示しています。
今日の新型コロナウイルスの世界的蔓延は想像すらできませんでしたが、この技術がさらに発展し活用されることを期待しています。
抗菌性試験 比較
安全性試験
ファッションブランド「ANREALAGE」
デザイナー
森永 邦彦氏によるコメント
21年春夏パリコレクションにて、「フルテクト® 」が
ファッションブランド「ANREALAGE」に採用されました。
日常を取り戻す服を
森永 邦彦氏
コロナ禍により変わってしまった日常に対し、ファッションが果たせる役割を考えていました。なにより、身につけるもので人を守りたいという気持ちが強くなりました。それは防護服のような仰々しいものではなく、日常服の中で、あくまでファッションの中で表現できないかと考え、素材を探していました。
その最中、抗菌・抗ウイルス加工に長けているシキボウ様と出会い、フルテクトを知りました。すぐに加工場の現場視察に入り、その製造過程と試験課程を見て、目に見えないウイルスにどう効果があるのか、ウイルスの減少していくデータを見させていただきました。厳正に管理された工場と、自社でのバイオハザード施設による豊富な経験値に基づいた試験体制がシームレスに連していることで、目には見えない抗ウイルス効果が、データとして可視化され、効果の裏付けに安心感を覚えました。
フルテクトと出会い、21年春夏のパリコレクションのテーマを「HOME」に決めました。人を守るHOMEのような服。日々、誰もが目に見えない敵に不安を感じる日常で、少しでもその不安を取り除き、日常を取り戻すための服をつくるきっかけを与えてくれました。
これまでもファッションの領域にない他分野のテクノロジーを、積極的にファッションに取り入れることを取り組んできました。フルテクトはファッション領域と医療領域の境界線を跨ぐテクノロジーとして、その取り組みの延長線だと考えています。他分野の技術は、最初はファッションとしては受け入れがたく、困難もありますが、その壁を超えた時、いつのまにか当たり前のものとして、ファッションの日常に馴染んでいく瞬間があります。
日常が変わったことにより、メディカル技術や、防護意識が、ファッションにおける当たり前になる日は近いと思っています。その時、フルテクトが当たり前になる日常が訪れるのではないかと期待しています。
山口 一郎氏(サカナクション)
によるコメント
山口一郎氏(サカナクション)
コロナ禍でツアーの延期や中止が続く中、安全に、安心してライブを楽しんで貰うことはできないかと考えていた時に、アンリアレイジ森永さんから、コレクションでこういった生地を使いますと、ご紹介していただいたのが「フルテクト」でした。
以前のようなライブが行えない状況の中、この時代に適したライブ表現として「SAKANAQUARIUM 暗闇」を開催することとなり、この公演でアンリアレイジと共に「フルテクト」を使用したアイテムをリリースすることに決めました。
アンリアレイジと共同制作したグッズラインは「ANREALAGENF FORALIVE」と名付けられており、FOR A LIVE=ライブのために、FOR ALIVE=生きるために二重の意味を込めています。 感染症の状況によって、公演そのものを中止することになってしまいましたが、安全に関わる「フルテクト」の技術を取り入れられたことで、ライブを提供する自分たちにとっても、足を運んでいただくファンの方にとっても、開催準備を進める上で大きな後押しとなりました。
「フルテクト」を使用したアイテムは、結果的にオンラインで販売することとなり、SNSを通じて、皆さんが”生きるため”にアイテムを活用している姿を見て、制作した意義を感じています。当初考えていたよりも、ライブについては厳しい状況が続いていますが、だからこそ、いつかこの時期を糧にできるように、新しい音楽の表現・エンタテインメントの形を模索し、藪を漕ぎ続けたいと思います。