株主・投資家の皆様へ
株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
第213期(2025年4月1日から2026年3月31日まで)の年次報告書をお届けするにあたり、ご挨拶申し上げます。
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する中、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、中東情勢や金融資本市場の変動、米国の通商政策をめぐる動向等、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような経営環境のもと、当社グループは中期経営計画「T G 2 5 - 2 7」を「成長への変革(Transformation for Growth)」のステージとし、繊維で培った技術・経営資源をもとに、新たな価値を創造し、さらなる成長への取組みを進めております。
当連結会計年度の売上高については、第3四半期にユニチカグループから譲受した事業が貢献し、大幅な増収となりました。利益面については、当該事業譲受による利益貢献の一方で、事業譲受に係る費用の発生や食品・化成品事業の新工場稼働に伴う減価償却費の増加等が影響し、営業利益および経常利益は前期を下回りました。親会社株主に帰属する当期純利益については、事業譲受等による負ののれんの計上等により前期を上回りました。
以上の結果、売上高は445億54百万円(前期比14.0%増)、営業利益は9億74百万円(同27.6%減)、経常利益は6億58百万円(同37.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億50百万円(同4.0%増)となりました。
2026年度は、中期経営計画「TG25-27」2年目となりますが、当年度以降の計画について、ユニチカグループからの事業譲受等を反映させた見直しを行い、2030年度のめざす目標を売上高680億円、営業利益43億円に引き上げました。
中東情勢の悪化により、コスト面や為替の動向、市場環境など、引き続き厳しい事業環境が想定されますが、譲り受けた事業のシナジー効果を発揮し国内外の販売拡大を進めること、新中核事業の新工場の建設効果による新規販売先開拓や、環境対応素材の開発、新規素材の生産・販売などの取組みも含め、中期経営計画達成に向け「成長への変革」を進めてまいります。
当社グループでは、株主・ステークホルダーの皆様方に支持されるよう、安心・安全・快適な暮らしと環境にやさしい社会の実現を目指して、社会的責任を果たしつつ、企業価値の向上を目指してまいります。
株主の皆様におかれましては、引き続きご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げます。
2026年6月