IR情報…Investor Relations 株主・投資家の皆様へ―シキボウの経営情報、財務情報などをお知らせします。

株主・投資家の皆様へ

シキボウ株式会社 代表取締役 社長執行役員 清原幹夫

平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

当社グループでは、前中期経営計画「Challenge to the Growth next stage 2015-2017」において、『「稼ぐ力」、「ものづくり力」、「事業環境対応力」を高めて成長を実現する』を基本方針に掲げ、「新中核事業の発展的拡大」、「海外オペレーションの拡張と販売の伸長」、「基盤事業の選択と集中による収益向上・業容の拡大」を事業活動の柱に据えて、取り組んでまいりました。

一つ目の「新中核事業の発展的拡大」につきましては、機能材料分野の「化成品事業」「複合材料事業」において、積極的な設備投資と技術開発を行い、事業拡張に向けた活動を進めてまいりました。「化成品事業」は、食品添加物分野では業務提携会社との研究開発および新規事業展開に関する取り組みを進め順調に拡大し、化学品分野のガラス繊維収束剤では中国市場の需要拡大に対して増産体制の確立を図りました。「複合材料事業」は、数値目標は未達となったものの、尾道事業所では航空機用複合材料部品の成型から非破壊試験までの一貫生産体制を構築するに至りました。また、長野事業所では航空機エンジン用部材の製造事業を新たに立ち上げました。

二つ目の「海外オペレーションの拡張と販売の伸長」につきましては、繊維事業を中心に生産基盤の再編を進めてまいりました。紡績分野では、ベトナム協力紡績会社への技術提携による当社独自の差別化糸の製造・販売を推進してまいりました。縫製分野では、中国現地法人会社での生産を縮小し、ベトナム協力縫製会社への生産移管を進め、収益面での改善効果が出ています。しかしながら、グループ全体における海外売上高は、中国やタイでの事業縮小が影響し、目標に届きませんでした。

三つ目の「基盤事業の選択と集中による収益向上・業容の拡大」につきましては、繊維事業の黒字化再生に取り組み、中国事業の再構築、ニット素材事業の選択と集中を進め、黒字転換することができました。産業材、不動産・サービスの各事業分野においても、独自の機能や技術力を活かした商品づくりを追求するとともに、顧客ニーズに沿った商品提案とサービスの向上に取り組み、収益向上と業容拡大に努めました。中でもリネンサプライ事業はインバウンド需要の拡大に対応し、設備の増強を行い、一定の成果を得ております。

これらの活動により、成長戦略においては確実に前進していますが、国内マーケットの縮小や需給悪化などの影響を受けた結果、売上・利益の計数目標は未達となりました。

このような状況下、当社グループは2018(平成30)年を起点に新たな中期経営計画
「Challenge to the Growth final stage 2018-2020」をスタートいたしました。当社グループの持続的成長に向けたチャレンジの最終ステージとして、「次の革新的な成長」に向け、積極的な設備投資、研究開発投資、人材育成に取り組んでまいります。

当社グループでは、株主、ステークホルダーの皆様方に支持されるよう、法令順守、環境にやさしい企業として、社会的責任を果たしつつ、収益計画の達成と財務体質の強化により、さらなる企業価値の向上を目指してまいります。

株主の皆様におかれましては、引き続きご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げます。

2018(平成30)年5月
代表取締役 社長執行役員 清原幹夫

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